麗〜花萌ゆる8人の皇子たち〜 感想&OST
こんにちは!YURAです。
今回は、私の大好きな「麗〜花萌ゆる8人の皇子〜(原題:月の恋人〜歩歩驚心 麗〜)の感想を書いていきたいと思います。
とても豪華なキャストで、なんと総制作費150億ウォンということです!!
個人的にとても大好きなドラマなので、詳しく書いていきます!!!
麗〜花萌ゆる8人の皇子たち〜
「麗〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」は、2016年9月29日から11月1日まで韓国のテレビ局SBSで放送された全20話のドラマです。
キャスト・スタッフ
ワン・ソ : イ・ジュンギ 「TWO WEEKS」
第4皇子
色々な意味で深い傷がある。
1人孤独の中生きている、一匹狼。
へ・ス(コ・ハジン) : IU 「プロデューサー」
現代から高麗時代にタイムスリップしてきてしまった少女。
高麗時代では、なぜか同じ顔をしたヘ・スの体に入り込んでしまった。
第8皇子ワン・ウクの屋敷で暮らすことになる。
ワン・ウク : カン・ハヌル 「椿の花咲く頃」
第8皇子
既婚者。
誰にでも優しく、名前の通り温かい皇子。
知的で完璧な人柄。
ワン・ヨ : ホン・ジョンヒョン 「絶対彼氏」
第3皇子
皇位の座を狙い欲望に燃えている。
母に言いなりの息子。
ペガ : ナム・ジュヒョク 「力動妖精キム・ボクジュ」
第13皇子
自由をに生きるのを好み、絵を書くのが好きな芸術肌。
ワン・ウン : ベクヒョン(EXO)
第10皇子
やんちゃで無邪気ないたずらっ子。
ちょっと子供っぽいところあり。
ワン・ジョン : ジス 「力の強い女ト・ボンスン」
第14皇子
身体能力が高く喧嘩が強い末っ子(マンネ)
ウヒ : ソヒョン 「時間」
亡国の王女。
ペク・スンドク : チ・ヘラ (Z.HERA)
大将軍の娘。
ヨナ皇女 : カン・ハンナ
第8皇子ワン・ウクの妹。
皇后の座を狙っている。
チェ・ジュモン : キム ・ソンギョン
天文学者。
皇帝の良き理解者。
太祖(テジョ)ワン・ゴン : チョ・ミンギ
高麗を建国した初代皇帝。
皇后ユ氏 : パク・チヨン
第3皇子、第4皇子、第14皇子の母。
権力を欲しがり、冷酷。
ワン・ウォン : ユン・ソヌ
第9皇子
ワン・ム : キム・サノ
第1皇子
脚本 : チョ・ユニョン
感想
以下ネタバレあります!!!
このドラマは好きなシーンが沢山あり、一人一人のキャラクターに共感し感情移入したので感想がとてつもなく長くなると思われます…
まず始めに言いたいことは、
これからこのドラマを見ようと思っている方に、
少し、少しだけ覚悟を持ってから見て欲しいのです。
私は軽い感じで、『イケメンな8人の王子にヒロインが囲まれて、キュンキュンするだろうな〜』と。
軽い気持ちでドラマを見始めました。
だけど回が進むにつれて、どんどん悲しい方向に進んでいってしまい、見終わった後は放心状態になりました。
このドラマはとてもちゃんとした時代劇です。
少しだけ覚悟を持ってから見ると、私のように放心状態にならずに済むかもしれません…
最初は、目の保養でしかない皇子たちにキュンキュンさせられて、IU演じるヘ・スの透明感と可愛さに倒れこんでたのに、
どんどん悲しい方向に進み始め、どうしようもないほど狂い始め、最後まで見届けるのが本当に辛かった。
兄弟による皇位争い、兄弟による殺し合い、裏切り、孤独、責任、復讐…
あんなに無邪気な兄弟たちだったのに…
内容が重すぎる。
誰も愛する人と添い遂げられないという、なんとも残酷なドラマ。
それぞれに問題を抱え、懸命に生きていたからこそ、少しでも幸せになってくれれば言うことはなかったのに…
ここからは!
登場人物一人一人に焦点を当てて書いて行きます!
ソ皇子
本当は心優しい孤独の中生きてきたソが、皇帝になったことによって、”ヘ・ス”というたった一つの希望すら掴めず、一生孤独の中を歩き続けないといけないなんて。
どんなときもヘ・スを一番に考え、皇帝に逆らってもヘ・スを守り、ヘ・スのために皇帝になったのに。
ソが可哀想すぎて見てられなかった。
ヘ・スが現代に戻って、孤独なソの絵を見て、
『ごめんなさい。一人にして、ごめんね…』って泣き崩れたところで、私も泣き崩れました←
↑名シーン。
ソにとって父である皇帝に逆らっても、ヘ・スの味方になり、守ったソ。
ヘ・ス
あんなにも明るくて、いつも笑顔だったのに皇宮に入り、辛い顔しかしなくなるのが見ていて本当に辛かった。
現代からタイムスリップしてきた少女だったけど、回が進むごとにタイムスリップしてきたことを忘れるくらい、高麗での生活に慣れていました。
ヘ・スが亡くなるまでの間、本当にたくさんの辛い試練がありました。
タイムスリップしても幸せにはならなかったのに、タイムスリップしてまでソに会わなければならない理由があったのでしょうか。
↑最終回あたりの回からは想像できないようなこの表情。
幸せになって欲しかった。
ウク皇子
ウク様とヘ・スのカップルは、いつも二人ともとびきりの笑顔で、本当に幸せそうだった。
その幸せがずっと続いて欲しかった。
皇宮の中ではいくらウク様がもがいたところで、ヘ・スを助けられない。
ヘ・スのために家族を裏切れないと悩みに悩み、どんどん自分を殺してしまった。
あんなにも温かく優しさに満ち溢れていたウク様が、ヘ・スのため家族のために皇帝の座を狙い、自分を殺し、闇に包まれていってしまうのが見ていて本当に辛かった。
↑このシーンが一番好きかもしれない。(ちなみに私はカン・ハヌル様のファンです。)
IU演じるヘスの可愛さ、カン・ハヌル演じるウクの優しさ、二人の恋心が全部つまってて綺麗なシーンでした。
二人とも雪が似合うこと、似合うこと。
ウン皇子
ヘ・スが大好きだったのに、政略結婚させられてしまい初恋は儚く散ってしまう。
ウン皇子がいるとみんなが笑顔になる素敵な人でした。
お子ちゃまだったけど、それが優しさだったように思えます。
政略結婚の相手のスンドクにやっと素直になれたのに、お互いを守り合い殺されるなんて、誰が予想したでしょう。
生きることもできたのに、『スンドクには私しかいないから。』自らソに切ってくれと言いました。
自分はマヌケだと言ってたけど、そんなウン皇子は強くて優しい心を持った皇子でした。
↑本当にこの二人のやりとりには癒されました。
スンドク
一途にウン皇子も思っていたスンドク。
ウン皇子にきつくあてられても、逃げずに正面から尽くした女性。
殺されてしまうときも、ウン皇子を守って一人で戦場に行った強くて勇気のある人だった。
思いやりがあって、自分の気持ちに正直で、スンドクの生き方はかっこ良かったです。
誰が見ても。
↑やっと素直になれたのに…
二人の最後のシーンは号泣なのでお気をつけて…
ペガ様
いつもヘ・スの味方で、いつもヘ・スの幸せを願ってくれた、ヘ・スの大切なソウルメイト。
ペガ様の恋もまた切なくて、愛した女性に二度も先に旅立たれてしまう。
ペガ様が恋したウヒは、ペガ様の父が両親を殺した亡国の王女。
逆賊の娘と皇子の恋もあまりにも辛すぎました。
↑ヘ・スとペガ様。
ペガ様本当に良い人だったよ…(ジュヒョクの役で上位に入るくらい好き)
ウヒ
復讐と愛の間で揺れて、最後はペガ様のために自ら命を立ってしまう。
亡国の民を思う気持ちと、ペガを思う気持ちを強く持った美しい女性でした。
↑本当にこれしかウヒがペガ様を守る方法がなかったのかな…
ジョン皇子
ヘ・スの心はソのものであり、ヘ・スはソのことしか愛していないと分かっている上で、無償の愛をくれたジョン皇子。
ヘ・スを守り、ヘ・スとソの娘を育て、夫婦として支えつづけた愛の人でした。
愛している人が違う人を見ているとしても、最後まで愛し、守り、最後を見送った人。
人はこんなこと出来るんだろうか。っと思うくらい、一途にヘ・スを思ってくれた人。
↑このシーンはとんでもなく泣きました。
来世ではどうか、一人残らず幸せになってほしい。
愛する人と明るい毎日を過ごしてほしい。
本当にどうしようもなく悲しいお話でしたが、一人一人に少しでも幸せな時期があったのが救いです。
OST
本当にこのドラマはOSTが素晴らしい!!!!!!!
全部は紹介出来ないので、私が好きな曲を激選してご紹介します!!!!
・Say Yes (Loco,Punch)
まだ皆んなの人生がキラキラ輝いていた頃に良く流れていた曲。
可愛らしい一人一人の恋心を歌っているようで、私がとっても好きな曲です。
・For You ( CHEN,BAEKHYUN,XIUMIN)
皆んなの叶わなかった恋を歌っているようで聞くといつも切なくなります。
実はこの曲、ウン皇子役のベクヒョンが歌っています。
おちゃめなウン皇子からは想像もできないような美しい歌声…
・AII With You
・Can You Hear My Heart (エピック・ハイ、イ・ハイ)
まとめ
悲しい結末なお話ですが、私の韓国ドラマランキング上位に入る素敵な作品です。
前半はキラキラなラブコメって感じでさらっと見れます。(本当に前半だけです…)
キャスト、OST、脚本、全て 素晴らしいです。
私は視聴後放心状態になりましたが、泣けるドラマなので、泣きたい気分の方はぜひご覧ください!!